1950年12月、当財団の設立母体企業である日鉄鉱業株式会社が「日鉄鉱業奨学資金運営委員会」を創設し、1951年4月から約6年間に亘り従業員子弟に対して奨学金貸与による育英事業を実施しました。その間、1953年6月には名称を｢日鉄鉱業奨学会｣に改称しました。

1957年3月に「財団法人日鉄鉱業奨学会」が設立認可され、育英奨学事業の国家的社会的意義に鑑み、広く一般の前途有為の青少年に高等教育を受ける機会を与えることとなり、2012年10月に財団法人から公益財団法人に移行するまでの約55年間、一般の青少年を中心として従業員子弟も加えて奨学金の貸与事業を推進してまいりました。

2012年10月をもって財団法人日鉄鉱業奨学会が「公益財団法人日鉄鉱業奨学会」に移行する事を契機に、従来の奨学金貸与事業のほかに、一般の前途有為の青少年に対する奨学金給付事業を開始しました。

グローバル化の進展とSDGsへの取り組み、AI・DXなど情報技術の急速な進歩の中、社会に有為な人材の育成を目的として、貸与事業と給付事業の二つの育英事業を推進し、当会は今後も前途有為の学生を応援してまいります。